小学校の頃、円周率はどのように習いましたか。
「円周率=3.14」と習った方も多いかと思います。
以前、ニュースで「小学校の新しい教育課程では、円周率を『3』として教える」ということが話題になりました。
覚えている方もいらっしゃるかと思います。
「円周率は3でいいの?」と思われた方や、「計算しやすくなっていい」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
小数点以下を省くのは計算する上で楽でよいのですが、「おおよそ」が計算した人の中で一人歩きしてしまい、トラブルになることがあります。
そんな「おおよそ」で計算した一坪トラブルについて説明します。
不動産会社が土地や建物の広さを表すにの「㎡」と「坪」を併せて表記されているのを見たことありませんでしょうか。
この「坪」という単位は、養老律令(757年)に出てきた「歩(ぶ)」に由来する説が有力だそうです。
1歩は、昔「ひとつほ」という読まれ方をしていたため、「ひとつほ」が「ひとつぼ」と変化し、「つぼ」に「坪」という漢字が当てられて今に至るという説です。
「坪」は、「尺貫法」で面積を表す単位として、日本で長い間使われてきました。
ちなみに、明治時代に一辺が6尺(1間)の正方形の面積で約3.3058㎡と定められました。
1966年3月31日から不動産の取引において「坪」は利用できなくなりましたが、商習慣として「計量法に違反しない範囲の使用」を妨げられていません。
それは土地や建物の面積を表す場合、「㎡」と併せて参考値として「坪」が併記されることがあります。
「このあたりの土地は1坪いくらですか?」とお客様から「坪」単位で話をされることがあります。
例えば、「100㎡の土地を売りたいので、1坪いくらで買ってもらえますか」とご相談があった場合。
「1坪」を「何㎡」で計算されているかが後々問題になることがあります。
小数点以下の計算が面倒ということで、「1坪=3㎡」で計算されているお客様がいらっしゃいます。
「1坪=3㎡」で計算するとお客様が計算されている金額と不動産会社で計算した金額の差が大きくなります。
お客様が「1坪=3㎡」で計算されている場合、100㎡では、33.33坪になります。
不動産会社では「1坪=3.3058㎡」で計算している場合、100㎡では、30.249坪になります。
お客様と不動産会社での差が「3.081坪」になります。
お客様からすると不動産会社の見積額が低いように感じてしまうことになります。
「1坪」の認識がお客様と不動産会社のトラブルを引き起こすことになります。
「1坪トラブル」を避けるためには「坪」と使わずに「㎡」で計算することになります。
長年の商習慣がありますので、目安として「1坪=3.3㎡」と計算するようにするといいでしょう。
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