不動産会社では、土地や住宅などの不動産を売りに出す際に「レインズ」を利用しています。
レインズは、Real Estate Information Network Systemの略語で、日本語では不動産流通標準情報システムと表記されます。
このレインズは、不動産流通機構が運営するシステムで、インターネット上で売り物件の閲覧が可能となります。
つまり、売りたい不動産をこのレインズに登録しなければ、ほかの不動産会社の目に留まらなくなってしまいます。
そのため、最初にレインズへ情報を登録することが、不動産を売るために必須の作業と言っても過言ではありません。
2020年6月に公表されたレインズの状況を見てみると、新規の不動産登録件数は約39万件となっていました。
前年同月比では、2.8%増となっており、約3ヵ月ぶりにプラスとなっていたのです。
ですが、成約件数に関しては、4万6,527件となっていました。
前年同月比では3.5%減となっており、4ヵ月連続でのマイナスという状況です。
レインズを見る限りでは、今は売りに出されている不動産は増加傾向にありますが、売れている不動産は減少傾向にあるということが読み取れます。
売りに出される不動産が増えている理由については、新型コロナウイルスの影響が要因の一つだと考えられます。
新型コロナウイルスの影響で倒産や失業者が増え、経済の先行きはもちろん、生活全般に不安を感じている方が多くなっていると思われます。
経済の先行きが不安な中で、不動産価格の上昇も期待できないため、不動産として財産を持っているよりも現金として持っていた方が安心できると考えている方が不動産を売りに出していると思われます。
また、テレワークを導入する企業が急激に増えたことで、都心から郊外への住み替えを検討する人が出てきたことも、売りに出される不動産が増えている原因の一つになっているとも考えられます。
不動産の売り買いでは、需要と供給の関係が大いに影響します。
需要が少なくて供給が多い状況では、不動産の価格は下がりやすくなってしまうのです。
新型コロナウイルスの影響で経済的に厳しいので不動産を売ろうと思っても、なかなか売却先が見つからないこともあるでしょう。
なるべく、早く現金化したいとお考えの方は、ランド・フリーダムにご相談ください。
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