まだあるの!?不動産仲介会社の「囲い込み」
「顧客の囲い込み」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
「顧客の囲い込み」とは、獲得した顧客にファンになってもらい、自社の商品・サービスを継続的に購入してもらい、会社の売上を安定させることです。「顧客の囲い込み」は、繰り返し購入するような商品を販売する会社が主に行うような戦略です。
実は、不動産の仲介取引でも顧客の囲い込みがあります。
今回は、不動産仲介会社による囲い込みについて話をしたいと思います。
「片手取引」と「両手取引」とは
売主さんが「物件を売りたい」とA不動産会社に相談します。
買主さんは「こんな物件を買いたい」とB不動産会社に相談します。
そして、A不動産会社とB不動産会社が営業活動を行い、売主さんと買主さんを結び付けます。
物件売買が成立すれば、売主さんがA不動産会社に仲介手数料を支払い、買主さんはB不動産会社に仲介手数料を支払います。
この取引では、不動産会社は売主さんと買主さんのどちらか一方からしか仲介手数料をもらうことができません。
これを「片手取引」といいます。
「両手取引」は、売主さんが「物件を売りたい」とC不動産会社に相談します。
C不動産会社が営業活動を頑張って、買主さんを見つけたとします。
C不動産会社は、売主さんと買主さんの両方から仲介手数料をもらうことができます。
「両手取引」は「片手取引」の倍の仲介手数料をもらうことができます。
不動産契約は、物件の法規調査・金融機関との調整・契約書作成（重要事項説明など）・法的手続きなど、不動産仲介会社からすれば手間がかかります。
不動産仲介会社にとって、「片手取引」で契約の数をこなすよりも「両手取引」で一回あたりの収益性を高める方がメリットがあります。
「両手取引」は売主にメリットはない
「片手取引」なら、不動産会社は売主に寄り添い、より高く販売できるように営業活動をします。
「両手取引」は、売主・買主のどちらの立場にも寄り添うので、売主に寄り添うのか、買主に寄り添うのか、矛盾が生じてしまいます。
また、他社に売主にとって良い条件があっても知られないように情報操作することもできるので、自社の顧客からしか取引相手を探すことをしませんので、取引相手を見つけるのに時間がかかるなど、売主にメリットはないと言っても過言ではありません。
売主にメリットのない「両手取引は避けたい」と思った方は、ランド・フリーダムにご連絡ください。
ランド・フリーダムは、不動産を直接買取いたしますので「囲い込み」はありません。
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