10月下旬に発生した超大型台風が、各地で様々な被害をもたらしました。
地球の温暖化に伴い、台風の時期や規模が変化してきていると言われています。
各家庭で防災対策をする上で、参考にできる簡単な情報を、
まとめてお届けしたいと思います。
近年激増する局地的な集中豪雨により、住宅の浸水被害の発生が増えています。
まず、自分が住むエリアには、どのくらい水害のリスクがあるか。
各自治体が作成している「洪水ハザードマップ」からある程度判断できます。
しかし、「洪水ハザードマップ」で浸水のリスクがないとされていても、
必ず安心だと言うわけではありません。
ピンポイントの雨や、下水道管のある道路面より低い位置に住宅があると、
浸水リスクが高まると言われています。
可能であれば土のうや止水板をあらかじめ用意しておきましょう。
土のうの用意がないときは、段ボール箱に水で満たしたゴミ袋を詰めて重しにすることで、
「簡易水のう」を作ることができます。
地下や1階に水回りがある場合は、下水道管からの逆流で水が溢れることもあるので、土のうや簡易水のうを重しにして、各排水口をふさいでおくと良いでしょう。
ベランダについては、物干し竿、植木鉢などが窓を割ってしまうリスク、
外へ飛んで被害をもたらす可能性があります。
可能なものは室内に入れ、ベランダに置いておく物はしっかり固定しましょう。
また外から飛んできた物で、窓ガラスが破損するケースに備え、ガラス破損防止フィルム等で補強しておきましょう。
布テープや段ボールでガラスを補強するのも簡単な方法です。
マンションでは、一戸建て住宅に比べて被害は少ないように思われがちですが、
マンション特有の被害があります。
まず台風で停電になると、エレベータが停まってしまいます。
給水ポンプが止まるので、水道も止まる可能性があります。
電気、水道がストップすることを想定しての備蓄が必要です。
また、台風情報を確認する為に、ラジオやスマホなどから、
情報にアクセスできるように備えておきましょう。
年々、異常気象や予測できない天候が増えてきています。
今回ご紹介した対策を参考に、日頃かしっかり家族で話し合い
備えて頂ければと思います。