日本では少子高齢化の影響もあり、地方はもとより都心であっても住宅や土地が使われないまま放置されるケースが増えています。
相続した土地や使っていない土地は、そのまま保有していてもメリットはありません。
むしろ毎年の固定資産税や都市計画税の支払いや、草刈りなどの管理費用や手間がかかるばかりで、デメリットの方が大きいと言えるでしょう。
そのような状況の中、土地を売うることを考え、不動産会社に売却の相談をするわけですが、不動産会社によって査定価格や対応は大きく異なります。
そこで気軽さやどの不動産会社がよい、どのくらいで売れるのかなどを手軽に知るために近年「不動産一括査定比較サイト」を利用する方が増えています。
不動産一括査定比較サイトの多くが、わずか数十秒で多くの不動産会社から査定価格を提示してもらえるとアピールしています。
手元に詳しい情報を持っていなくても、気軽に査定価格だけ知りたい場合には、手軽な方法で査定を依頼できます。
思い立ったらすぐに利用してもらえるよう、極端に少ない情報だけでも査定ができる仕組みになっているのです。
不動産一括査定比較サイトにもよりますが、基本的には住所と土地の広さ、この2つが揃えば査定の依頼ができます。
宅地なのか農地なのか耕作放棄地なのか山林なのか、土地の種類をチェックする選択肢さえ設けられていません。
家を解体して整地をした土地なのか、解体しただけで荒れた土地なのか、長く放置され続け雑草が生い茂っている土地なのか、青空駐車場として利用していた土地なのか、コンクリートで固められた駐車場なのかなどお構いなしです。
では、どうやって査定されるのかというと、どの土地も仕上がった土地、つまり、すぐにでも家が建てられる宅地として査定されます。
その結果、実際の土地の価格より、高い価値で評価されることになってしまうのです。
不動産一括査定比較サイトは、少ない情報で不動産査定を行う仕組みになっているため査定価格と実際の売却価格が大幅に異なることが少なくありません。
インターネットでの査定だから仕方ないと思われるかもしれませんが、農地や未整備地、駐車場用地などの情報があれば、より実情に即した査定が可能になることもあるのです。
本来の価格以上の高値査定に喜んだのに、実際に売却を依頼したいと詳しい情報を伝え、大幅に査定額がダウンしガッカリすることも少なくありません。
不動産一括査定比較サイトで高い査定価格が提示されると、その査定価格がユーザーの中での基準となってしまうため、実際の売却価格との差がトラブルを生じさせることもあります。
また、査定希望の土地が農地だった場合、宅地を中心に取引をしている不動産会社に依頼してしまうと、農業委員会への許可申請などのノウハウがなく、いつ売れるともわからない土地として、査定価格がつかない(査定できない)こともあります。
なお、下記の項目がある場合、大幅な減額になる可能性が高く、「買い手が現れないかもしれない」と説明があるかもしれません。
このような土地は、開発ノウハウを持っていない不動産会社にとって、大きな負担になるため、敬遠されることが往々にしてあります。
ランド・フリーダムにはお客様にご提案できる豊富な開発実績とノウハウがございます。
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